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9.間歇的自己導尿カテーテルの方法と感染対策



■概要

間歇的自己導尿カテーテル法とは、在宅療養者自身または介護者の操作により定期的に尿路にカテーテルを挿入し、尿を排泄させる方法です。排泄時のみにカテーテルを挿入する本法は、カテーテルを留置した場合に比べて感染リスクが低いといわれています。溜めすぎることによって細菌感染も起こりやすくなるので、1回の導尿は300cc以下にします。
しかし自己導尿法の実施には、在宅療養者自身による十分な理解とカテーテル操作の熟達が必要です。


■基本的な処置方法と感染対策

  1. 手指衛生(手洗いまたは速乾性手指消毒薬の使用)を行います。

  2. 衣類や下着をおろして、導尿しやすい姿勢をとります。

  3. 尿道口を清拭綿(0.02%塩化ベンザルコニウム綿など)で拭きます。なお、カット綿を消毒薬に浸漬して自家調製した清拭綿は微生物に汚染されやすいので、24時間以内に廃棄します。

  4. カテーテルを準備します(必要な場合は潤滑剤を用います)。

  5. カテーテルを尿道口に挿入します。

  6. 尿を出し終えたらカテーテルをゆっくりと引き出し、完全にカテーテルから尿を出します。

  7. カテーテルを繰り返し使用する場合は、水道水で洗浄し、十分に水を切ってから潤滑・保存液(塩化ベンザルコニウム添加グリセリン、ポビドンヨード添加グリセリンなど)を入れたケースに戻します。

■自己導尿カテーテルを繰り返し使用する場合のカテーテルの保存方法

  1. 自己導尿カテーテルのケースに潤滑・保存液(塩化ベンザルコニウム添加グリセリン、ポビドンヨード添加グリセリンなど)を適量入れます。

  2. 使用した自己導尿カテーテルをケースに保存する時は、必ず水道水などで洗浄した後、十分に水を切ってからケースに入れます。

  3. 潤滑・保存液をキット内で長期にわたり繰り返し使用することは微生物汚染を招くので、定期的に(毎日あるいは2日に1回)ケース内の液を交換します。

  4. 潤滑・保存液を交換する時にはケース内を温水で洗浄し、十分に水切りを行ってから、潤滑・保存液を再充填します。

【医療従事者のためのリンク】粘膜など



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