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10.膀胱内留置カテーテルの方法と感染対策



■概要

膀胱内留置カテーテルとは、尿道からカテーテルを挿入し、カテーテルが抜けないようにカテーテル先端のバルーンを膨らませ、膀胱内に留置して尿を排泄します。

この処置は訪問看護師など医療従事者が行います。


■基本的な処置方法と感染対策

  1. 手指衛生(手洗いまたは速乾性手指消毒薬の使用)を行います。

  2. バルーンカテーテルに注射器で滅菌精製水を入れ、破損による漏れなどがないか確認します。確認後は滅菌精製水を注射器に戻します。

  3. バルーンカテーテルと蓄尿バッグの接続チューブを無菌操作*1で接続します。

  4. 挿入されているバルーンカテーテルを抜きます。

  5. 陰部洗浄を行います。

  6. 滅菌セットを開けて、清潔区域を利用して消毒綿球を作ります。

  7. 清潔区域にバルーンカテーテルを置き、先端に塩酸リドカインゼリーを塗ります。

  8. 尿道口を消毒します。短期間のカテーテル留置の場合には尿道とカテーテルの隙間から細菌が侵入することが多いので、外尿道口周囲の清潔に留意しなくてはなりません。

  9. 尿道口にゆっくりとバルーンカテーテルを挿入します。挿入時は、無菌操作*1に留意します。

  10. バルーンカテーテルに尿の流出がみられることを確認し、患者に痛みがないか確認しながら、注射器の滅菌精製水をゆっくりと注入し注射器をはずします。

  11. カテーテル先端がふくらみ、膀胱内に固定されていることを確認します。

  12. テープでバルーンカテーテルを身体に固定します。

■留置後の注意点

尿やカテーテル・蓄尿バッグなどに触れる場合は、手洗いや手指消毒を徹底し、手袋を使用することなどが必要です。蓄尿バッグは、常に膀胱より低い位置に置き、逆さにしないように気をつけます。また床に直接つかないようにし、不潔にならないようにします。


*1無菌操作:微生物で汚染させることがないように注意して行う特別な操作。


【医療従事者のためのリンク】粘膜など



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