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11.褥瘡の処置ケアの方法と感染対策



■概要

褥瘡はなるべく清潔な状態に保たせる必要があります。在宅における褥瘡処置は、訪問看護師1人でできるものではなく、家族、介護者などの連携の上で成り立ちます。


■基本的な処置方法と感染対策

  1. プラスチックエプロンを着用して、手指衛生(手洗いまたは速乾性手指消毒薬の使用)を行います。

  2. 清潔なディスポーザブル手袋を着用します。

  3. 創面の被覆材をはがします。

  4. 創面周囲の健康な皮膚を流水と石けんでよく洗います。

  5. 壊死組織や壊死物質を除去するため、人肌程度に暖めた生理食塩水で注射器や洗浄用ノズル付きボトルを用いて、圧をかけて創面を十分洗浄します。

  6. 洗浄後の余分な水分は清潔なガーゼで軽くたたくように拭き取ります。

  7. 感染の危険性が高い黒色期〜黄色期には、創面を10%ポビドンヨード液*1などで消毒します。消毒後、生理食塩水で創面の消毒液を洗い流します。

  8. 医師の指示で選択された外用剤や被覆材を使用します。

  9. 作業が終了したら手袋を外し、手指衛生(手洗いまたは速乾性手指消毒薬の使用)を行います。

*1医療従事者向けの注釈:厚生労働省監修の『褥瘡のガイドライン』では、ポビドンヨードなどの消毒薬は細胞毒があり、肉芽形成の抑制の可能性が指摘されている、とありますが、肉芽形成の抑制の可能性が指摘されているとしながらも、壊死組織を伴い、感染の危険性の高い黒色期や黄色期に使用を限定し、消毒後に洗浄して消毒薬を十分に除去すれば使用しうるとしています。


【医療従事者のためのリンク】損傷皮膚



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